管理・運営負荷の軽減と利便性向上を目的にリニューアルを実施

小樽市社会福祉協議会さまから、19年ぶりとなるウェブサイトリニューアル構築をご依頼いただき、2025年1月7日に公開となりました。
2006年に公開された以前のウェブサイトは、弊社がMovable Type version 3で構築したものでしたが、システムやサーバーの老朽化による管理負担の増加に伴い、より安全で使いやすいウェブサイトへの移行が求められていました。

リニューアル前の課題
リニューアル前のウェブサイトでは、次のような課題がありました。
- 古いバージョンのMovable Typeによるセキュリティリスク
- 管理画面UIが古く、機能不足による管理コストの増加
- ホスティングサーバーの老朽化によるパフォーマンス低下やセキュリティリスクの増加
- HTML/CSSの仕様の古さによる更新作業の煩雑さ
- スマートフォンでの閲覧に非対応となっていたことによる閲覧性の低下
これらの課題を解消し、より現代的で使いやすいウェブサイトにするため、今回のリニューアルに至りました。
より見やすく、より使いやすいデザインへ
2006年当時の狭いディスプレイサイズにあわせて構築されていた旧ウェブサイト。
リニューアル後は現代のディスプレイ環境に合わせ、コンテンツ領域を拡大し余白を大きくとったほか、文字サイズを見やすく調整。
高齢の方や視覚的に配慮が必要な方でも読みやすいよう、適切な段落(行間)やフォントサイズ、コントラスト比に配慮し、読みやすさを向上できました。
また、スマートフォン等のデバイスへの対応はもちろん、視覚的にわかりやすいイラストアイコンを活用し、福祉サービスや各種情報へのアクセスを直感的に理解できるよう工夫。
やさしい色使いやレイアウトにより、親しみやすく利用しやすいデザインを実現しました。


SaaS型CMSの導入
リニューアル構築に際し、SaaS型CMS「MovableType.net」を導入。
サーバー管理やソフトウェアの更新といったインフラ面の負担がなくなり、セキュリティ対策も強化されただけでなく、ブロックエディタ機能の活用により、直感的な操作で簡単にコンテンツを編集・追加できるようになり、運営負担が大幅に軽減されました。
950件以上の記事を移行
CMS移行に伴い、2006年のサイト構築以前から存在した記事を含む、およそ23年間分・950件以上の過去記事を新サイトに移設。
Movable Typeは互換性に優れており、これらの記事もデータエクスポートとインポートで簡単に移行が完了し、長年の活動記録を資産として今後も活用できる体制を整えました。
緊急時に頼れる情報発信機能
リニューアル後のウェブサイトには、災害などの緊急事態発生時に、トップページの見やすい位置に「緊急情報」として重要な情報を掲載できる機能を備えています。
炊き出しや給水車の情報、ボランティア募集など、地域の皆さまに迅速かつ正確に情報をお届けするための大切な仕組みです。

リニューアル構築で得られたもの
デザインの改善のほか、新しいウェブサイトでは「セキュリティ面の安心感」と「スムーズな情報発信による利便性の向上」が実現され、より多くの市民にとって有用な情報プラットフォームとなりました。
小樽市社会福祉協議会ウェブサイトのリニューアルは、現代のニーズに応え、福祉活動をより身近にする一歩となることと思います。
Client Voice お客さまの声
社会福祉法人小樽市社会福祉協議会
髙垣 直美さま
長年の取引実績があり提案内容が魅力的でした。
サーバの更新を要することになったタイミングで、以前制作していただいたウェブサイトのリニューアルも検討することとなり、取引実績のある御社にお願いしました。
提案内容も魅力的で、さまざま無理を申し上げた部分がありましたが、丁寧かつ真摯にご対応いただいたため、満足しております。
今後ともこれまで同様に、ご支援・ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
Credit Title
- Client
- Otaru City Social Welfare Council
- Producer
- Yasufumi Nishiyama
- Director
- Yasufumi Nishiyama, Erika Tanaka
- Designer
- Satoko Sasaki
- Frontend Engineer
- Hikaru Matsuura
- MT Engineer
- Shohei Asada